ナードジャパンベーシックレッスン・ハッカ油

小野木美佳

本日は出張ベーシックレッスン。アドバイザー取得済の方なのでワンデーでサクサクと(#^.^#)
ベーシックレッスンは初心者様向けとアドバイザー資格お持ちの方向けとで内容が少し異なります。

ですが、どちらも成分類のことやどうしても伝えたいことなどは何度も繰り返しお伝え。


特に今回はハッカ油についてもお話させていただきました。
精油だとぺパーミントやアルベンシスミント。

アロマの世界では、ミント系の精油は3歳以下のお子さんの使用は禁忌となりますが。
では市販のハッカ油はどうなのでしょう・・・。

メントールがブヨなどの忌避作用があるとのことで虫よけとなるそうですが、
実はミント系の精油にはメントンという成分も入っていてですね・・・。
これが神経の髄鞘を溶かしてしまう可能性があるということをご存知でしょうか?
Wikipediaより

紅い神経の周りを取り巻く青い部分。

ミエリン鞘とも呼ばれ脂質でできています。
この鞘があることで神経の伝達は快適に行われるのですが、
この髄鞘が破壊されると・・・伝達がうまくいかなくなり結果神経麻痺を起こします。

この鞘は脂質でできるので、脂肪溶解のある精油が乳幼児や妊産婦さんに使えない理由です。

実は先日、お問い合わせがあり。
せっかくなのでハッカ油を売っているメーカーに問い合わせてみました。

結果、メーカーさんはメントールのみ定量しているとのこと。
他の成分については検出の義務がないので行っていないのですね。

局方品のハッカ油として販売している場合、メントールが30%以上含まれていれば
「ハッカ油」として成り立つので。
他の成分がどれだけ入っていても問題なくハッカ油として販売できるわけです。

私たちアロマを学んだものは、成分分析表の中身を見る術を知っています。
そしてメントールの量やメントンの含有量を見ることができます。

しかし、市販のハッカ油には分析表がなく
多分「メントール〇%」という記載のみではないかと思います。

つまり・・メントン(ケトン類)が入っていても問題なく売られているということ。

さて、みなさんならこうしたことを知ってどうされるでしょうか?

ちなみに、メーカさんは100mlの溶液にハッカ油が5滴ほどなら乳幼児にも問題がないと
お話してくださいました。
仮に1滴が精油と同じ0.05mlだとしたら・・・。
濃度は0.0025%・・・・

この濃度で虫よけになるかどうかはみなさんのご判断にお任せです(^^;

 

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小野木美佳

自然療法のひとつアロマテラピーを心と体のために使う魔術師、傍ら薬剤師。アロマのあれこれ発信します♬

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