かんしゃく持ちは、がんばりやさん。その2

市川弘美

かんしゃく持ちの子どもは、その分、やりたい気持ちが人一倍強いですよね>>>>>。

人は思いどおりにいかないときに、かんしゃくを起こします。

ある日、息子がひとりで、四つ切の画用紙を袋に入れていて、大きいのと袋がフニャフニャなのとで、うまく入りません。

子「あ~~もぉ! ママ、なんでやってくれないの!」
と怒りだしました。

母「別にやらないって言ってないでしょ!」
とバトルが勃発するのがこれまでのお決まり。

でも、その日はちがいました。
母「あ、ごめんゴメン」
と私は答えて、二人で画用紙を袋に入れました。

そのあと一時間くらいして、息子に言いました。

「うまくいかないときは、ママ手伝って、て呼んでね。
ゆってくれたら、ママ、手伝うよ」

チョット甘いかなと思いつつ、そう伝えました。
息子は小学校4年生、9才です。

それからは、「ママ、手伝って」と私を呼ぶようになりました。
もちろん、私はすぐに応えます。呼ぶときはいつも、待ったなしの状況なので。

思いどおりにならないときに、チョット手を貸してもらえると、とても助かります。
誰かに手伝ってもらって、すんなり上手くいくことなら、手伝ってもらうのは、ぜんぜんかまわないと思うんです。

むしろ、「手伝って」を素直に言える人になってほしいなぁと思ってるくらい。

かんしゃく持ちは、がんばりやさん。だから、
「手を借りてラクしよう」なんて、はなからアタマにないんです。
「手伝って」といつまでも甘えて自分でやろうとしなくなる、ことなんてありません。

子「ママ、手伝って」
母「は~い」
のやり取りのあとは、むしろ、一人でがんばって集中してることのほうが多いような気がします。

めでたしメデタシ(^-^)

Copyright © 2017 ママ育の視点|mamaiku.view All Rights Reserved.

コメント

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

こちらの記事もおすすめ

  1. 「しつけ」のタイミングは「できないとき」教えるのではなくて、「楽しく過ごしているとき」伝える

  2. 言わないとやらない・言ってもやらない、から、「言わなくてもやる」への近道

  3. 一人っ子・男の子がママをける・叩くのは~かんしゃく~

  4. トイレにもひとりで行ってくれないんです。このままで大丈夫ですか。

  5. 「優しさ」と「甘やかし」の境目って?

  6. 不安・イライラ子育てを変えたい/「聞く]だけで結果OK!

  1. 空を飛べる鳥は自由なのか?(自由と権利は、責任と義務にセットで…

    2018.07.03

  2. ご利益ハンパないって!

    2018.06.26

  3. ​大人女子でも楽…

    2018.06.18

  4. 名城の「味付けスパゲッティ」を食べよう!

    2018.06.18

  5. ロンドンの常識なの?イギリスの?

    2018.06.18

  1. 名古屋城本丸御殿がいよいよ完成! さっそく行ってみたがね~!

    2018.06.09

  2. そんとくのかんじょう

    2018.06.09

  3. ボディケアの妊活③ ファンデーションも作ってしまおう

    2018.06.08

  4. 好きなことがある人生

    2018.06.06

  5. 心と体~漢方医学アロマでアロマを使う~

    2018.06.05

Viewトレンド