やる気が出る、テストへの反応のしかた

市川弘美

小学校へ入学すると、避けてはとおれないのが「テスト」。

子どもがテストを見せてくれるとき、何て言ってますか?

ひょっとして、悪い点をとったら、表情がこわくなったり曇ったりしてませんか? 良い点をとったときは、明るく「よかったね~」とか。

子どもがテストを出したときの反応は、とても大切ですよ。
「うちの子はべんきょうなんて・・・」って親が思ってたとしても、良い点を取りたい、と思わない子どもはいないと思います。

子「ママ、75点だった」
親「えー なんで?」

子「95点だったよ!」
親「おしいなぁ、どこまちがえたの?」

うえの2つの会話は、どちらも「もっと取れたでしょ」という気持ちが現れてますね。

子「ママ、75点だった」
親「そう、75点だったの」

子「95点だった」
親「そっか、95点だったのか」>

こんなふうに、子どもの気持ちと今の点数を認めましょう。
基本は「おうむ返し」です。

テストが返されたときの会話を「かたちから入る」とすれば、「おうむ返し」でいきましょう。

「良い点を取ってほしい」という親の思いや、「うちの子は大丈夫」という信頼は、とてもとても大切です。

75点が良いのか悪いのか、95点がくやしいのか満足なのか、それは子どもの気持ちです。親は子どもの気持ちを取ったり、決めつけたりしないように気をつけましょうね。大切なのは、子どもの気持ちを分かってあげることです。

子どもは、今を認めてもらって、それから、がんばろうって思えますよね。

テストの話や学校でのできごとの話題って、「子どもの本音」を聞きたくないですか?
親が先回りしたりすると、子どもは話さなくなるかもしれませんね。

24日(金)のこちらのセミナーでは、子どもが心を開いて話すようになる関わり方を、お伝えしています。 
まだ若干お席があります。チェックしておいてくださいね。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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