「次はがんばろうね」よりも「〇〇だね」が子どもを伸ばす

市川弘美

「次はがんばろうね」と励ましたときに、親の思いは、どんなふうに子どもに伝わるのでしょうか。

子どもに「がんばってほしい」と思うとき、子どもにこんなふうに声をかけていませんか?

子どものテストが返ってきたときに、90点くらいだったら、「次はがんばろうね」。

スイミングの進級テストに、落ちちゃったときに、「次は大丈夫よ。がんばろうね!」。

例えば、あなたが夕食のハンバーグを作って、形がくずれてしまったときに、夫に、

「次はがんばって、きれいな形の作って」

って言われたら、どんな気持ちになりますか?

んーーーちょっとイヤミっぽく聞こえますね。
「分かってるよ」「失敗したらダメなの?」とも思います。
形がくずれたハンバーグは、だまって食べてほしいです。

子どもも、「がんばって」って言われたら、
「90点だったらダメなの?」
「テスト落ちちゃったらダメなの?」
と感じますね。

もしも、子どものほうから話題にしてきたら、共感してあげると、子どもはやる気が出ます。

子「この前のテスト90点だった」
親「90点だったの。」

子「テスト、落ちちゃった。。。」
親「落ちちゃったね。」

共感してもらって、自分の気持ちを分かってもらえたと感じて、安心する。すると子どもは、「次はがんばろう!」ってやる気を出しますよ。

子どもに、がんばってほしい!という親の思いは大切にしたいですね。
そんな思いが、子どもにうまく伝わると、子どもがやる気を出して、グングン伸びます。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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