子どもがなかなか歩かなくて、時間に遅れてしまいます

市川弘美

バギーを卒業すると、お出かけするとき身軽になって、嬉しいですよね。

でも、子どもが「抱っこ」というと、
「やっぱりまだバギーいるかな、持って来れば良かった。。。」
なんて思いながら過ごします。

そして、子どものペースに合わせていると、なかなか目的地までつくことができませんよね。

子どもは、
「あ、ひこーきー」と言って立ち止まり、
「あ、でんしゃ」と言って踏切から離れず、
「こっち」と言って違う道に行こうとして、
「おはな」と言って道端に咲いているお花に夢中。

もうこうなったら前には全然進みません。

お母さんは、
「間に合わないから行くよ」
「もう、電車行ったでしょ」
「そっち、ちがうでしょ」
「もう、いいから。。。」

と焦ってしまいます。

焦って子どもを叱ったり怒ったりして、それが多くなると、楽しいはずのせっかくの外出も、イヤなものになってしまいますよね。 すると、外出前にグズッたり、着替えが遅くなったりと他にも影響が出てきます。

大人のペースで決められた道順で、時間までに目的地まで行く。
これを「あきらめる」と外出が楽しくなりますよ。

この場合、あきらめることは、「今はこのペースなのね」と子どもを認めることなんです。

余裕を持って家を出て、

「あ、ひこーき」 「ひこーき雲、きれいね」
「でんしゃ」 「電車、速いね!」
「あっちいく」 「こっちの道も楽しそう」
「おはな、ハイ」 「わぁお花きれいね、ありがとう」

とお話ができれば、お母さんも自然に笑顔になって、子どもは満たされ、外出がとっても楽しいものになりますね。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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