甘えると○○は違う～頑張り屋さんのあなたに～【私を変えた言葉2】

これは、私が離婚した年くらいのころのお話です。

離婚して娘2人抱えて、必死になりすぎて。
これからは自分が生活を支えなきゃいけない、という想いが強すぎたのでしょうか。

「なんでも自分で」、と泣きそうな想いを抱えながら、強がっていたんですね。

だけど、本当は心細くて不安で、甘えたかった。
だからこそ、いったん、人に甘えたら自分が弱くなっていくような気がして怖かったんです。

もう、何があったのか忘れてしまったのですが、なにか自分にとって事件があったときのこと。
ある人にこんなことがあった、と話していて、最後に私がこう言いました。

「自分で頑張る！」

自分で自分にハッパかけていたところもあっての、ちょっと強がった言葉でした。

すると、その人が穏やかな口調でこう言ったのです。

「あのな、甘えると頼るは違うんやで。
最初から何も考えずに、他人に判断してもらって、そうじゃないと動けないのが甘えるってことやと思うんや。

でも、自分で必死に考えて決めて、それでここは助けて欲しいなぁというときは、人に頼ってもいいんちゃうか？」

すごい衝撃でした。

そうか、私は甘えると頼るを混同していたんだ、って。

それから私の気持ちがすごく軽くなったことを覚えています。片意地張った生き方は無理がありますもんね。

「甘えると頼るは違う」

この言葉が、私を自然体に戻すキッカケをくれたのです。

もし今、あなたがあの頃の私のように「甘えてはいけない」と、必死に頑張っているなら……。

ちょっと肩の力を抜いて、周りを見渡してみてください。
「頼ってくれたらいいのになぁ」と、あなたが声をかけてくれるのを待っている人がいると思いますよ！