本当の自分を出す場所はありますか?
みんなと同じことをやっていたり、みんなから求められている自分を演じていると、ふと気付いたときに息苦しくなることはありませんか?
それは「みんな」に合わせ過ぎて、本来の自分らしさを殺して生きているときに息苦しくなることがあります。
そういった場合に紙の上でもネット上でも、本音を吐きだせる場所があるだけでけっこう気持ちが楽になります。本音を書くのが辛いなら、お話しにしてしまうという手もあります。今まで小説など書いたことがない人でも書きだしてみるとハマるかもしれませんよ。
お話の主人公は「いい人」とは限りません
どの物語も主人公がみんないい人だったら、お話しの幅も限られてきますし、いい人が主人公だとつまらないと感じる人もいます。
例えば『GOTH』の主人公は人間の残酷な面を見るのが好きな高校2年生。ひどい殺人現場を見たり、世界のひどい犯行を見るのも大好き。しかし殺人現場を見ても警察には通報しないし、遺体を放置しても心を痛めることもない。と、かなり変わった性格の主人公です。そして性格がひどいからと言って、ひどい目に遭うということもありません。
感想は人の好みによって変わるでしょうが、ミステリーを上手に描いていることもあって、第三回本格ミステリ大賞に輝いています。
他にも小説やドラマ、映画の世界では様々な性格の主人公が描かれています。
ちょっと変わっている女の子が主人公の映画『アメリ』も多くの人に受け入れられています。
本当の自分と違う自分を普段演じていて、すぐには戻せないというのでしたら、自分で本当の自分を主人公にしたお話しを書いてみてはいかがでしょうか。
お話しにすることで見えてくることがあります
ブログや日記に自分の本音や本当はどうなりたいか書くのもおすすめですが、お話しにすると自分自身や今の状況を客観的に見ることができるので、今までお話しを書いたことない人にもぜひ挑戦していただきたいです。
誰かに見せるお話しでなければ、自由にお話しを描いて大丈夫です。自分を主人公にして日常を描いてもいいですし、ちょっとファンタジックな内容にしてみても楽しいですよ。
自分を主人公にしたお話しを描くことで、「自分は想像することが好きなんだ」という発見をすることもあります。客観的に日常を見ることで、相手はなぜ怒っていたのか、こういう言い方をしたのか、とわからなかったことがわかるようになることも。
意外と創作にハマって新しいお話しを考えるのが楽しくなるかもしれませんよ。
Copyright © 2018 脚本家の視点|scenariowriters.view All Rights Reserved.
この記事へのコメント