「ない仕事」の作り方
早いもので、本日から如月2月。
その2月1日は、小生が大好きな文化人?のお誕生日なのです。
はい、
「マイブーム」「ゆるキャラ」「いやげもの」
の名付け親、みうらじゅんさんです。
そして、本日、ご紹介するのは、2015年の秋に出版されたコチラのアイテム。
帯広告の「一人電通」というキーワードも、ご本人が編み出した単語です!
タイトルにもある「ない仕事」とは、ご自身が、名付けて、カテゴライズするまで、そもそも概念すらなかったものたちばかり。
あるカテゴリーを創作することが、差別化というか独自性を発揮する秘訣なのですよね。
みうらさんは、その「ない仕事」を認知させるために、戦略も営業も一人で行い、時にはキーパーソンに接待までして、理解者を増やしていきます。
そこが、「一人電通」たる所以なのですね。
そんな実体験から、本書でも、こんなメッセージを伝えてくれます。
どんな仕事であれ、「やりたいこと」と「やらねばならぬこと」の間で葛藤することが多いと思われます。それは私も同じです。そこで肝心なのは、そのときに「自分ありき」ではなくて、「自分をなくす」ほど、我を忘れて夢中になって取り組んでみることです。新しいことはそこから生まれます。
なかなかの箴言ですよね!
そして、名付けといえば、ネーミングの重要性についても、しっかりページを割いて、語ってくれます。
カテゴライズ、ネーミング・・・
そう、ある意味、コチラのアイテムは、マーケティング&ブランディングの「ゆるテキスト」とも言える内容なのです。
また、みうらさんは、
言い続ける事
好きでい続ける事
と、継続性の大切さについても力説されています。
これは、まさしく「自己啓発書」の王道ですよね!
また、みうらさんの面白さは、幼少の頃から尖っていたスクラップ癖。
小学校1年生から始めた「怪獣スクラップ」、小学校4年生から実践した「仏像スクラップ」は、その後花開く才能を予感さえるに足る逸品です。
この流れより、名シリーズ「見仏記」や「阿修羅展」の大ブレイクに繋がるわけですから(;´・ω・)
しかしながら、そんなみうらさんでも、40年近く続けながら、いまだに仕事に繋げることができない「スクラップ」があるのです。
それは、「エロスクラップ」
☆画像はネットで検索してみてください(;^ω^)
みうらさんの言葉を借りると、
もっとも長いマイブーム
なんだそうです。
あとがきで、みうらさんは、自虐的に、
つまり、この「エロスクラップ」こそが、私にとって本当に本当の「ない仕事」であり、唯一の「趣味」なのです。
と語ります。
いえいえ、時代がまだまだ、みうらさんの感性に追い付いていないだけなのかもしれません。
今回のコラムを締めくくるにあたり、みうらさんの究極の箴言をご紹介しておきましょう!
人生どうなるかなんてわかりませんが、ひとつはっきりしていることは、他人と同じことをしていては駄目だということです。
文句なしに、生き抜く勇気を授けていただける1冊ですね(^_-)-☆
今回もお役に立てれば幸いです。
ではでは。
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