fbpx
  • アロマ日和
  • アロマ薬剤師の心と体のケア日記。薬剤師ならではの視点から本物をお伝えしています。

複雑に絡み合うアロマの世界

3週連続の抗菌アロマの勉強会も終わり、復習モードの日々に突入です。

その前に、先般の自然免疫についての補足を・・・

炎症が起こるのは、自然免疫だけで起こるのではありません。

病原微生物の侵入による場合は自然免疫細胞や、抗原刺激によって活性化されたT細胞により産生される「サイトカイン」により体が炎症反応を示します。

同様、体内で起こる様々な炎症(高脂血症や高血圧、癌やリウマチなど)は、自然免疫だけで起こっているのではなく獲得免疫も同時に作用しているということを補足しておきます。

そして、こうしたサイトカインは産生された近くの細胞に作用したり、自身の細胞に作用していることもあります。また、複数のサイトカインが同じような作用を持つこともあれば、一つのサイトカインが様々な作用を持つこともあり、免疫の世界は非常に複雑に絡み合っているということを知っておいてくださいね。

こうした中でアロマの役割は、西洋薬のようにターゲットを一つに絞るのではなく、様々な作用をしている中で生まれる奇跡でもあるということも考えられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研究結果を見ること

抗菌アロマ研究会での内容は。

実際に大学で行った研究や臨床の結果を出してくださっていました。

文献の出所はもちろん、どんな研究をしているのかも明確になってきていることが心強くあり、頼もしくもある勉強会でした。

特に、アロマを始めてから。

多分こうだろうな。きっとこんな使い方できるだろうな。

と、考えていた精油の使い方や作用がどんどん学術的に検証されてくると自分の見立てに自信が持てるわけです。

例えばローズウォーターの文献など。

たかがハーブウォーターでもこんなに作用があるのか!と、感動の嵐でした(笑)

しかし、低濃度ばかりが良いわけでもなく。実は高濃度に使って差し上げなければならない時もあるのだということは、カウンセリングを通して実感する日々でもあります。

 

 

 

 

 

 

どこに働かせたいのか?

医学的な根拠。

薬理学的な見解。

そんなことを知りたくて入ったアロマの世界です。

ところが、深めていくと。そんな世界より遥かに深いものがあることが見えてくるわけです。

特に分子量が小さな精油の世界。

体に入った時に異化同化されてボディや内分泌物質に必要な形に変わることで様々な作用を持つのがアロマの面白さ。

もっといくと、分子の原型元素の世界からさらに小さな粒子、素粒子の世界。そして超ひも理論まで。

ここまで小さな世界にくることで始めてはたらく感覚や感情への作用。

そんな見方をしながらアロマに触れていくと。不思議と見えていなかったものが見えてくるのもアロマの醍醐味だったりします。

私は低濃度で感情へ。高濃度でボディに働くと日々のレッスンでお話をするのですが。

この時に大切なのが、その方の内服歴や既往歴になりますよ♡

アロマを使う時に、どこに働かせたいのか?

そんなことを視野に入れることも大切になってくる療法になります。

 

複雑な世界でも実は

こうして見ると。

研究結果がありながらも、やはり胡散臭い?(笑)アロマの世界。

でも実はこの原型は『植物』にあるということになります。

自然の中に足を踏み入れると、大木の幹から出ている小さな葉っぱたち。

芝生の中にポツンと生える小さなお花。

ただただ生きるために存在する植物の世界がアロマの原型でもあります。

ハーブ、生薬、漢方、アロマ、フラワーエッセンスなど。

これらの総称は『植物療法=フィトセラピー』

 

 

 

 

 

 

 

自然界の原点のセラピーということです♡

つまり『シンプル』であるということ。

そしてこのシンプルさがとても力強いということ。

一見複雑な世界でも、突き詰めるとシンプル。

これは人も同じですよね。

アロマの世界はそんな世界です♡

こちらの記事も読まれています

この記事へのコメント

ViewCafeをフォローして
最新情報をチェックしよう!

こちらの記事もおすすめ