BAR レモンハート
成人式も終わり、お屠蘇気分も抜けた頃にこんな話題ですが、1月16日の本日は、お酒好きにとっては、大変迷惑な記念日でもあります。
今から、ちょうど100年前のこと、1920年1月16日、アメリカ合衆国にて、悪名高い「禁酒法」が施行されました。
この世紀の悪法は、13年後に撤回されることになりますが、「酒は百薬の長」とも称される通り、呑み過ぎることがなければ、人生の潤滑油として大変素晴らしい嗜好品だと確信しております。
そんなお酒をテーマにした書籍の中でも、もう30年以上お付き合いしているのが、本日ご紹介するシリーズです。
マンガではありますが・・・(;^ω^)
BARレモンハート 1巻~34巻 古谷三敏・ファミリー企画 著 双葉社
手元にある第1巻の奥付を確認すると、初版が1986年ですから、今年で35年目を迎えるわけですね。
実際、ほぼ年一冊発行のペースが守られ、昨年夏に刊行された最新刊が第34巻。
帯広告には、累計900万部の大ロングセラーと謳われています。
お酒の蘊蓄もさることながら、最大の魅力は、その金太郎飴のようなストーリー展開。
最後は、クスっと笑え、幸せな気分に浸れるところが、手放せない要因かと存じます。
「気持ちがすごくあったかい!!」
というコピーが、まさに内容を上手く表現されていますが、手元の蔵書によると、第4巻から表示されているようですね(^^♪
主人公であるマスターのタッチが、34年経過してもあまり変わらないことも立派です。
その一方で、常連のメガネさんと松田さん(松っちゃん)の風貌は、かなり変わった印象ですが(;^ω^)
※ちなみに、メガネさんは第1巻の第1話から、松田さん(松っちゃん)は第1巻の第3話で初登場です!
毎回、テーマとなるお酒があるのですが、久しぶりに第1巻を繙いてみると、
第1話(PART.1)は、バーの愉しみ方(肩肘張らず愉しむべし)
第2話は、ビールの歴史(起源はメソポタミア)と種類(上面発酵、下面発酵)
第3話は、コニャックの歴史と種類
第4話は、シングルモルトとブレンデッドモルト
と続き、特定の銘柄をメインで紹介するのは、
第5話の、「ジャン・フィユー・トレ・ビュー」
現在では定番の蘊蓄メモは、
第13話の、「シャルトルーズ・ジョーヌ」
まで、待たねばなりません(;^ω^)
当初は、こんなユルイ情報でしたが、当時はネット環境のない時代、呑兵衛ビギナーとしては、貴重な情報源でしたね。
そして、最新刊の第34巻の最後(PART.444)は、かなりマニアックな「デメララ・ラム ウィットブルグ19年」というお酒が、濃密な蘊蓄が添えられて紹介されています。
そして、このBARレモンハート、西武池袋線・大泉学園駅の近くにリアル店舗が存在し、実は移転前の旧店舗を数回利用しております。
※2度目に利用したのは、OL見習いが生まれた夜でしたね(;^ω^)
※直近では、12年前に一人呑みしていたところ、隣が母校の現役女子大生だったというご縁もありましたね・・・もちろん、先輩としてご馳走してあげましたが、メールの返信はありませんでしたとさ・・・(;’∀’)
その、BARレモンハート、一つ心配は、著者の古谷三敏さんが、ご高齢(本日現在、満83歳)で、連載終了の日が近づいているのではと予想されてしまうこと・・・
※そういえば、さいとう・たかを先生も同い年ですね・・・(;^ω^)
いつまでも、お元気で、
「気持ちがすごくあったかい!!」
作品をご提供いただいたい、そんなことを願いながら、本日は締めくくらさせていただきますm(__)m
さあて、今夜は何を呑もうかしら(^_-)-☆
今回もお役に立てれば幸いです。
ではでは。
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