次につながるのは偶然ではない【ゴルフ格言(1)】
今はやめちゃいましたが、20代の前半から30代の後半まで約15年間、仕事上の付き合いもありゴルフをやっていました。
お付き合いとは言え、かなり上級者の方々の使いっ走り(朝、車でお迎え〜)から始まるような感じで、あまり下手だと恥をかかせるし、イライラさせてしまうんで、まあまあ練習して担ですけどね・・・笑
で、僕がゴルフをやって良かったなぁ〜って思うのは、少しでも上達するために、練習したり、本を読んだりする過程で、一流のプロゴルファーの「格言」に触れさせて頂いたことです。
その中でも、最初に思い出すのは、ビリー・キャスパー(Wikipedia)の、この格言です。
ゴルフは、次のショットのためにどうするか?を考えるゲームである
もちろん、この考え方は僕のゴルフにも大きく影響し、その結果、スコアを大幅に更新するきっかけにもなりました。
しかし「仕事も同じだ・・・」と考え、何ごとも常に「次に繋げる」「次のために」を意識するようになったことが、一番の財産になったと思います。
- 仕事の報酬は仕事を得ること
- 作業は次の工程の方のためにある
- 営業トークは次回またお会いするためにある
- 今の利益(今日・今月・今期など)は、次の売上(明日・来月・来期)のためにある
などなど、オフィスの壁に貼って、従業員や仲間たちと共有したのを思い出します。
今の仕事が次の仕事を産み、今の作業が次の作業を助け、今の会話が次の機会を創り、今の利益が次の売上を作る。
常に「もっとよく、よりよく」と貪欲に取組むというのは、いつも「次へ、次へ」と意識し、目の前のことをいかに丁寧にやるかということなんだと痛感します。
先日、久しぶりに、2015年にTBSが制作した「天皇の料理番」をDVDで観た。
何をやっても3ヶ月で飽きてしまう主人公(後の宮中料理人)が、修行のために働き始めたレストランのシェフを生涯の師と心に決めるシーン。
主人公(佐藤健)が、夜中に厨房に戻ると、小林薫が演じる宇佐美シェフが牛刀(西洋包丁)を研いでいる。
主人公が、シェフに問うと・・・
昼間から牛刀の具合がイマイチ気になってな、研ぎに戻ったんだ。
今日のことは今日のうちにやっておかないと、明日の仕事に支障がでる。
(記憶で書いているので、セリフは若干違います ご了承ください)
という言う。
厨房に入ったばかりで、一番下っ端。
フライパンや鍋の洗い物、厨房内の掃除ばかりで、料理に触れることができず腐りかけていた主人公に、フライパンや鍋の二度洗いの意味を丁寧に、そして淡々と説明する。(めっちゃカッコいいんです!)
そして、まごころ の込め方を、具体的に指導するんです。
一人ひとりのお客さま、毎日状況が違う食材などは、どうしようもない。
でも、鍋を二度洗いする、厨房を清潔に保つ、爪を丁寧に研ぐ、包丁を研ぐなんてことは、自分次第でなんとでもなる。
だから、洗い物一つ、ロクにやれないヤツは、ロクな料理人にはなれない。
(これもセリフは違います・・・ご了承ください 汗)
ちょっとしたツキや偶然ではなく、確実に自分でコントロールできることを、ちゃんと丁寧にやる。
そうやってきた人だけが、次のステージにいける。
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