昔話法廷(NHK for school)
この番組「昔話法廷」かなり面白い。
☆放送された内容が、そのまま無料で配信されています。
このドラマの最大の特徴は、結論がないことです。結論は視聴者が考えるのです。
番組のねらい(番組紹介ページより、そのまま引用)
この法廷ドラマの特徴は、最後に判決が出ないことです。判決を下すのは、それを教室で観た子どもたちです。一人一人が「裁判員」として、争点は何か、被告人はなぜ罪を犯したのか、証拠は信用に足るのか、どれぐらいの量刑が妥当なのか、登場人物の言い分をもとに議論を交わしていきます。
裁判員の体験を通して、子どもたちが裁判員制度の意義を学ぶのはもちろん、心情を把握する力、さまざまな側面から論理的に考察する力、考えを適切に他者に伝え合いディスカッションする力を身につけることが、番組のねらいです。
法教育の一環として公民の授業で使っていただくのはもちろん、国語や道徳、総合的学習の時間などで幅広く使っていただければ幸いです。
丁寧に授業で生徒に議論させるためのワークシートまで用意されています。
学生じゃなくても、社内で議論してみても面白いかもしれませんね。
番組のホームページを見ると分かりますが
- 三匹の子ぶた
- カチカチ山
- 白雪姫
の、3つの物語が使われていますが、1回目の「3匹の子ぶた」と2回目の「カチカチ山」では、被告の子ぶた や うさぎは、表情の変化はなく答弁の内容と、声のトーンで感情を読み取るのですが、3回目の「白雪姫」では、被告の王妃 も 原告の白雪姫 も、裁判のシーンでお互いの感情までもが裁判員である視聴者の判断に影響するように作られています。
このドラマの他にも、NHK for school のコンテンツ(番組動画)は、大人の私たちにも興味深いものが沢山あります。
NHK、なかなかやるなあ〜って感じです。
Copyright © 2017 読+書+遊=学 All Rights Reserved.
この記事へのコメント