ご挨拶や会食で和室にとおされたとき、知っておきたい洋室とはちがう2つの振る舞い
年末年始のご挨拶や会食で、和室に通される機会も多くなりますね♪
和室での振る舞いと、洋室での振る舞いは、「全然ちがう」と思われがちですが、大きくちがうのは2つです。
・和室では扇子を使うこと
・洋室の戸は立って開け閉めを、和室のふすまは座って開け閉めをすること。
●和室では扇子を使います。
和室でのご挨拶は、畳に座ってすることが多いですね。
この場合、招かれたら扇子を前に置きます。
お茶の稽古では、弟子から先生へ、ご挨拶の金封をお渡しするときは、畳の上にじかに置かないで、広げた扇子の上に乗せて差し出します。
先生はその金封をおさめてくださり、扇子だけをこちらに返してくださいます。
●和室のふすまは座って開け閉めをします。
入るときは、座ってふすまを開け、にじって部屋に入り、向きを変えて座ったままふすまを閉めます。
出るときも、座ってふすまを開け、にじって部屋から出て、向きを変えて一礼し、座ったままふすまを閉めます。
※「にじる」は、正座のかっこうで両手を両脇について、そのまま進むことです。
和の稽古をされていないと、扇子を使うのは難しいと感じるかもしれません。
始めのうちはご挨拶のときにだけ使い、少しずつ慣れていきましょう。
あとは、ふすまの開け閉めと出入りを意識すれば、和室だからといって、そんなに緊張することはありませんよ。
お家に畳の部屋がある方は、ぜひ練習してみてくださいね!
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