それは誰の問題? 夫や子どものことは”ひとごと”、がうまくいく。

市川弘美

それは誰の問題?
この問題というのは、何かイヤなことがあったときにいだく感情のことをいいます。

たとえば、私がキゲンが悪いのは、私の問題。つまり、私が自分で解決すべきことです。

夫がキゲンが悪いとき、2とおりのとらえ方ができます。

ひとつは、「何かわたし、いけないことでもしたのかな」「わたしのせいかな」と心配して、こちらが問題を引き受けるパターンです。自分の問題になってしまいます。

もうひとつは、「何か会社でイヤなことでもあったのだろう」となかば”ひとごと”のようにとらえることで、夫の問題のまますにしておくパターンです。
夫が自分で解決しなければならない問題なのです。

前者の「わたしのせい」になると、夫には優しくなれません。なぜなら、

「わたしの何がいけなかったのかな」
「わたしのせいだ」
と意識が「わたし」へ向いて「わたしがどうにかしなきゃ」とおもいます。

夫を思いやる余裕もないし、自分の問題を解決することで精一杯になってしまいます。

後者の”ひとごと”のように夫の問題だととらえると、夫を思いやることができるんです。

「会社でイヤなことでもあったなら、家ではリラックスしてもらおう。」
「何か好きなモノでも一品作ろう。」

こんなふうに気遣いができますね。

子どもが、園や学校でイヤなことがあったて悩んだり立ち止まったりするとき、それは子どもの問題(ひとごと)としてとらえるといいでしょう。

「何か好きなモノでも作ってあげよう」
「家では好きなことしてダラダラするといいね」

こんなふうに子どもに優しくなれます。

「自分の問題と他人の問題」については、こちらの講座で詳しくお伝えしています。
2016年1月13日(水)開講の講座は、このブログで明日から募集します。
チェックしておいてくださいね。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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