「わがまま・ダダゴネ」は、がんばりやさんの意思表示

市川弘美

『「わがまま・ダダゴネ」は、がんばりやさんの意思表示』

・公園から家に帰ろうとすると、「もっと遊びたい」と聞かない。

・電車に乗ったら「一番前の車両」に行きたいと言ってゴネる。

・スーパーに行くと「このお菓子買って」と座り込む。

子どもの困った行動は、「わがまま・ダダゴネ」と言われますね。

でも言い換えると、こんなふうにとらえることもできますね。

自己アピ―ルできている。

幼いながら、意思表示ができている。

簡単にはあきらめない粘りつよさがある。

「わがまま・ダダゴネ」をする子は、実はある意味、ちゃんと自分の考えを持っていて、自分の意志をひとに伝えられるということなんです。

それに「もっと〇〇したい」って、意欲的ですよね。がんばりやさんの証拠です^^

「ダメよ、そんなの」

と頭ごなしに言ってしまうと、子どもが受け入れられていないと感じて、意思表示を、だんだんとしなくなってしまいます。

子どもにとってママとの会話は、他人との会話の土台。

家庭内で自分の意見が言えてこそ、考えをしっかり持ちそれを表現することができるようになるんです。

意思表示する力を伸ばし、やるを気アップさせるには、言うことを聞くのではなくて、子どもの気持ちを聞くことが効果的です。

「もっと遊びたいね。」

「一番前の車両って楽しいね。」

「今日はこのお菓子食べたいんだね。」

こんなふうにママに答えてもらうと、気持ちが受け入れてもらえる、大切にされていると感じて、自己肯定感もやる気もアップしますよ。

自信にもつながりますね。

「そんなワガママな~」と思える子どもの言動には、言うことは聞かなくても、気持ちを聞いてあげましょう。

子どもを伸ばす「気持ちの聞き方」はこちらで詳しくお伝えしています。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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