子どもたちがおだやかになる、兄弟ゲンカの公平な介入のしかた

市川弘美

 

おはようございます。

思春期をラクに!10才までの親子の会話アドバイザー 市川弘美です(^ ^)/

 

きょうだい仲良くしてほしいと願うのは親心。

でも、きょうだいだから、すぐにケンカになることってありますよね。

 

冬休みにはいると毎日のケンカ、これがイライラの元だというママも少なくないんです。

 

きょうだいゲンカは、危険な状況にならない限りは、キホン見守っていたいものですね。

 

ただ、

「ママーー」と下の子が泣きついて来たらどうしましょうか。

 

上の子に

「お兄ちゃんだから、おもちゃを貸してあげなさい」とか、

「後で〇〇してあげるから、妹には優しくして」とか、

上の子を説得したりしていませんか?

 

上の子にとって、「ママは妹に甘い」「いっつもコイツばっかり!」という不満はけっこう積み重なります。

それに、やっぱりフェアじゃないですよね。

 

フェアに介入するポイントはこちら。

・二人ともの言い分を聞くこと(聞くだけでOK)

・お兄(姉)ちゃんだから、というリクツは入れないこと

この2つをクリアするには、例えばこんな会話になります。

 

 

下「わぁーー(泣)、ママ~ お兄ちゃんにたたかれたー」

母「よしよし、たたかれちゃったの」

 

上「おまえが、おもちゃをカッテに使うからや!」

母「弟がおもちゃをカッテに使うのがイヤだったんだね」

 

下「だってー いっつも貸してくれへんもんー(泣)」

母「そっかぁ、お願いしてもダメなのか」

 

上「こわしたらイヤやから。前に貸したらこわしたし!」

母「こわされるのがイヤだから、貸したくないんやね」

 

・・・・・・

 

 

もう、お気づきかもしれませんが、2人の言い分をただただ聞いているだけなんですね。

 

この対応をママたちにお伝えすると、

「子どもがおだやかになりました」

「ちょっと様子をみていたら、わりと早く仲直りしていました」

「わたしもラクになりました」

というふうに、子どもたちのケンカへのストレスが激減します。

 

子どもは、自分の言い分を聞いてもらえたら、ママが分かってくれてると感じたら、それで納得するんですね。

こんな感じのやりとりで、次にケンカになったときは、子どもが主張しているあいだ、二人ともの言い分を聞くようにしてみてくださいね。

 

冬休みはコレできょうだいゲンカという大きなストレスが一つ減ってラクになり、笑顔が増えますね(≧▽≦)

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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