その会話、子どもの心を少しずつ閉ざしていくかも~

市川弘美

ムスコとの時間が楽しくなく、ユウウツだったわたしは、コミュニケーションを学び始めました。

学び始めてまず、気が付いたことは、

私はムスコの話を聞いていない。
会話になっていない。

ということです。つまりコミュニケーションが成り立っていないのです。

あなたは、次の会話をどんなふうに思いますか?

子「ママ、おなかいたい」
母「くすり、飲もうね」

子「しんどい」
母「ちゃんと最後までやりとおしなさい」

子「できたよー 見て~」
母「昨日はもっと上手にできたよ」

な~んだ、ふつうじゃん、と思われましたか?

一見、ふつうの会話なんですが、この母は子の話を聞いてなくて、自分の思ったことしか言っていません。(この母は、つまり当時のわたしですが(^_^;))

では、どんなふうに子どもに返すのかというと、次のように子どもの言いたいことに耳を傾けます。

子「ママ、おなかいたい」
母「おなかが、いたいの」

子「しんどい」
母「そっかぁ、しんどいのか」

子「できたよー 見て~」
母「おーできたね!」

耳を傾けるといっても、「傾聴」というほど、ものすごい技術が必要なわけではありませんね。

子どもの言ってることを、ただそのまんま、受け止めるだけでいいのです。

キャッチボールのように、飛んできたそのボールをただ返すだけ、それが、コミュニケーションです。

飛んできたボールはかわして、自分の持っていたボールを返すと、それはコミュニケーションにはならないんですよ。

最初のような対応は、実は子どもの心を、少しずつ閉ざしていくことになるのは、ご存じでしたか?

少しずつ少しずつなので、ふだんは気が付かないのです。小さなことが積み重なり、子どもが思春期を迎えるころに、気が付いたら、子どもがぜんぜんしゃべらないし、何も話してくれない、反抗だけはする、ということになるかもしれません。

あのーこれは脅しではありませんよ(笑)

あなたも、そうならないために、今から準備をしておきましょう。
カンタンです。ある3つのことを実践していれば、大丈夫です(^-^)

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市川弘美

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