『子どもの「行動」はダメ、でも「子ども」はOK』 それってどうなん?

市川弘美

子どもの行動を否定しても、子どもの人格を否定してはいけない。

というのを聞いたことがあります。
行動と人格は別個で考えましょう、という意味だと私はとらえています。

では、子どもが、外から帰って手を洗わないで、おやつを食べようとすれば、あなたはどうしますか?

手を洗わないことは、いけない。
あなたが、いけないわけじゃない。

こんなふうに考えられますか?

わたしは、「手を洗わない子ども」を受け入れることはできません。

また、子どものほうも、
「手を洗わないことだけを、ママはしかっていて、ボクのことはしかっていないから、大丈夫」などとは思わないでしょう。

「ちゃんと手を洗ってから、おやつ食べようね」とママに注意されたら、
子どもは「(ボクが)手を洗わなきゃ」と分かるでしょう。

「行動と人格とは別」というと聞こえはいいのですが、「その行動をしているのは子ども」というのが現実ではないでしょうか。

「手を洗わない子どもは、受け入れられない、イヤだ」と親自身がハッキリ自覚すると、そこから親としてどう対処すればいいかが見えてきます。

こんどは、子どもにそれを伝えるときに、子どもの人格を否定しない、自尊心を傷つけない言い方をすることは、もちろん大切ですね。

「手を洗わない」と「子ども」は切っても切れないのに、先に切り離してしまおうとするとムリがあります。

まず、「手を洗わない子どもを受け入れられない」自分を認める。
次に、それについて、子どもの自尊心を損ねない伝え方をしていく。

この順番だと、子どもにも自分にも正直になれて、子育てがラクになれま~す♪

子どもの自尊心を損ねない伝え方や、自尊心を高める接し方について、こちらで詳しくお伝えしています。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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