子どもの「困難に打ち勝つ力」を、親の「聞く力」で育てる。

市川弘美

この週末は子どもとどんな会話をしましたか?

子どもだってにんげんなので、楽しく笑うときもあれば、元気がなくてしずんでるときもありますね。ひとこと・ふたことしか話さないときとか。

子どもがママにのぞむこと、というより、人がだれかに話したくなるときって、「ただ聞いてほしいだけ」のことが多くないですか?

子どもも同じなんです。

幼稚園や学校でのできごとを、「あのね~」と話し始めたり、「ママ見て~」と言うときは、さいごまでその話を聞いてあげるだけで、子どもは大大大満足なんです。

会話の長さや、大人が気にする「質」などは、子どもにとってはまったく関係ありません。

わたしたちは、「楽しかった」という話は「良かったね~」と聞けるんですが、「ぜんぜん楽しくなかった」子どもの話は、途中でちがう方向にもっていきたくなります。

「どうして?」とたずねたり、

「もっとこんなふうにすれば良かったのに」と提案したり、

「次は楽しくなるとおもうよ」とはげましたり、します。

こちらの知りたいことをたずねたり、こちらの言いたいことは、いったん横におくか、別の機会に話すとして、まずは子どもの話を「そっかぁ 楽しくなかったんだね」と受け止めて聞いてあげましょう。

もしもあなたが子どものことを思ってはげましたくなったら、子どもの話が終わるのをまって、次の日にでも「昨日の話だけど。。。。」とアドバイスしてあげると、そのときは子どもの心に届きますよ。

「聞き方」については、こちらの講座で詳しくとりあげ、カウンセラー並みの「聞く技術」を学びます。

子どもが落ち込んだり元気がないとき、「やっぱり見守るしかないかな~」と感じるとき、
とくに「話を聞く」ことは、子どもの大きないやしになるとともに、子どもの考える力や自立心、困難に打ち勝つ力を育てます。

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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