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  • 詫び・寂びの視点
  • 茶道の楽しさや「和」への感性、侘び寂びの「美」、「茶の湯」のことを分かりやすくお届けします。

茶室は、正座が痛くて形式ばった空間ではなく、心地よく人に優しくゆる~い空間なのです。

日本建築は言う間でもなく木造ですが、最近では数寄屋造りなどの純和風建築はなかなか見られなくなってしまいました。

私が今お茶の稽古に通っている教室も、ビルの中に茶室があります。

それでも、茶室という空間は、そこがビルの一角くというのを、すっかり忘れてしまうくらい心地よいものです。

茶室に座ってぐるりと見渡してみると、その材料は自然のものばかり、ということに改めて気付きます。

柱、梁、天井は、木材
壁は、
ふすまや障子は、和紙
建具は、木材うるし
畳は、い草

昔ながらの作りは、人工的なものは一切なく、自然素材だけで、ヒトに優しい空間ですね。

昔は電気がなかったので、ろうそくか、太陽の光を取り入れて、灯りにしていました。

茶室では心静かにたたずむことができます。
それは、日本人であるということだけではなく、自然に抱かれている感覚がどこかにあるからでしょうか。

もしも和風建築に触れる機会があったら、素材を観察してみたり、五感を研ぎ澄ましたりして、優しさに包まれた「和の空間」にいる自分自身の感覚を味わってみてくださいね♪

 

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