ブロジェクトは、なぜ円滑に進まないのか〔著者:メアリー・グレース・ダフィー〕
一見すると、プロジェクト・マネジメント能力はビジネスの場でしか使わないような気がしますが、実はプライベートの場でも沢山つかいます。
この本の冒頭でもありますが、自宅のキッチンの改修 や 結婚式の計画を立てる ことなども、立派なプロジェクトだということです。
ってことは、プロジェクト・マネジメント能力を高めると、仕事だけでなく「人生」が豊かになるんだと思います。
と言ってはみたものの、僕自身はマネジメントが大の苦手。
できれば、面倒なマネジメントは誰かに任せちゃうというか、甘えてしまいます。
でも、やっぱり言い出しっぺの僕自身が、やらなきゃいけないときもあるんです。そんなとき、この本の考え方は有り難い。
巻末には、「プロジェクトマネジメントツール集」が付録されています。
僕は基本的に、そのツールをそのまま使ってプロジェクト・マネジメントを行います。(エクセルで作ってあります)
あと、この本の内容で僕が最も腑に落ちた部分は、プロジェクトを進めて行く中で起る「トレードオフ」についての考え方です。
ちなみに「トレードオフ」とは
一方を追求すれば、他方を犠牲にせざるを得ないという二律背反の状態・関係のことです。
クオリティ=時間+コスト
時間の減少(損失)は、コストの増加か?クオリティの低下を招きます。
ようするに、3つの要素のうち、どれか1つが変化しても成果は違ったものになる。
マネジメントが得意な方は、無意識に理解していることかもしれませんが、僕のように苦手な人間にとって、このトレードオフへの備えと考え方は重要です。
ぜひ苦手な方は、この本を読んでみたらいかがでしょうか?
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