『孤独な影』と『錻力の太鼓』
前回100回目の投稿時に、
サイトオーナーの許可もいただいた上で、新スタイルで何か定期的にアウトプットできればとも想っています
と綴っていました
有り難いことに、早速ご快諾いただき、今回から装いも新たに、私的に「より愉しみながら」発信できればと存じます
「愉しみながら」というのは、以前にも触れていましたが、小生、音楽に浸っているのが何よりも愉楽なひと時なのです
そんな音楽の沼に引きずり込んだレコードが2枚存在します
遡ること40年以上前、1枚目が中学2年の後半(1980年の冬頃)に出逢い、2枚目はその一年後に巡り合いました
レコードといっても、実は中学生時代、自宅にステレオが無く、同じテニス部のH君にカセットにダビングしてもらったものを、当時祖父が持っていたポータブルカセットレコーダーのイヤホン端子から聴いていました
程なくして、高校の入学祝いに買ってもらった憧れのステレオ
それでも、暫くレコードは買えず、ずっとカセットデッキ(懐かしのAIWA製でしたね)で、そのテープを聴き続けていました
満を持してレコードを購入したのは、高校一年生の冬、お年玉をいただくまで待たなければならなかったような記憶が残っています
その2枚のレコードとはコチラのアイテム
一般的な評価は、おしなべて画像右の『錻力の太鼓』の方が高いのですが、バンドの美学が詰め込まれたのは画像左の『孤独の影』かと存じます
そのバンドの名前はJAPAN
そして、白髪三千ではありませんが、おそらく両盤とも千回以上は聴いていることでしょう(うちカセットで聴いたのが9割以上かと)
もちろん、今でも年に何度かは聴く私的に名盤中の名盤です
※廉価盤再発時のCDも手元にありますね・・・『孤独の影』はアナログ盤とは使用写真が異なりますね
その内容については、あえて深く語りませんが、とにかく自分の音の軸を培ってくれた両盤であることは間違いありません
いつか、コネタにするかと存じますが、今年に入ってドハマりのECM作品の数々
バンドのリーダーのデヴィッド・シルヴィアンのソロ作品が、実はケニー・ホイーラーやジョン・テイラー(Duran Duranの方とは別人ですよ)に繋がっていたとは
私的に感慨深いものがありますね
深いといえば、想い出深いのは、バンドの解散コンサートに聴衆として参加できたこと
別のクラスの同級生が、そんなバンドが大好きなモノ好きが他にもいるのかと、チケットを調達してくれていたのです
彼とは、結局一度も同じクラスになることはなく、卒業後しばらくは数回会ったくらいだったのですが、四十路を迎えた頃から急に親しくなり、同級生会(百人規模の卒業30周年パーティーや毎年恒例の大高緑地公園花見会)を一緒に企画する等、これまで親交が続いています
これも音縁が繋いでくれた良縁ですね
※ちなみに、彼は所謂コレクターで、その音源はアナログ盤からCDまで優に1万枚は超えると想われ、今回の両盤もリマスターや仕様違いで数種類ずつ保有しているはずです
さて、そんな愛着あるバンドの歴史が凝縮されたのがコチラの1冊
『JAPAN 1974-1984 光と影のバンド全史』 アンソニー・レイノルズ 著、飯村淳子 翻訳、シンコーミュージック
実は、今回の「蔵書化の視点」で紹介するまで、向き合うことなくリビングの書棚にオブジェ代わりとして鎮座していました
改めてページをめくると、40年前にタイムスリップしてしまいます
小生の人格の大きな柱になったとも言えるJAPANの作品
今回の両盤は、全く色褪せない芸術作品と言えますので、是非とも一聴いただきたく存じます
孤独な影(紙ジャケット仕様)
錻力の太鼓(紙ジャケット仕様)
一人でも多くの方が、共感していただけると、嬉しいです
それでは、またね!
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