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教育の大切さ

幕末から明治にかけて、西洋列強に立ち向かうために、ときの人物たちはそれまで日本になかった言葉の多くを和訳した。ちなみに「フリーダム」を自由と訳したのは福沢諭吉だそうです。

その中でも「エデュケーション【education】」を「教育」と訳したのは、初代・文部大臣の森有礼(もりありのり)という記録が残っているそうですが、実はその他に大久保利通の「教化」と福沢諭吉の「開発」も候補になっていた。

教育とは読んで字のごとく「教え育てる」という意味。
教化は「善行によって人々を導く」という意味で仏教由来と言われます。
開発と訳した福沢諭吉は「人の内側に秘める能力を引き出すこと」と理解し、開発と訳したそうです。

結果として初代・文部大臣になった森有礼の「教育」がそのまま日本の教育方針となったのだが、一つの言葉を多様に理解する日本人の素晴らしさに注目したい。

教え育てるも教育だし、自分の姿で導くも教育、そして能力を引き出すこともまた教育ですね。

これらを分かりやすく言葉に残したのは、連合艦隊司令官・山本五十六で「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」と言った。

まさしくこれを体現して見せたのは、やはり吉田松陰先生であろうと思います。

最近帰省し2週間ほど、故郷にて弟夫婦・姪と母と5人で過ごしています。
自分も父親ではあるのですが、姪を一生懸命に育む弟夫婦を、客観的に見せてもらう機会を頂き、改めて教育・子育ての大切さを思うわけです。

丁寧に丁寧に、子ども発育の状況を感じとりながら、その瞬間、子どもにしてあげれることを全身全霊をかけてやる。

過保護にならず、過干渉にならず、適度な距離を保ちながら・・・

・赤子には肌を離すな
・幼児には手を離すな
・子供には目を離すな
・若者には心を離すな

姪っ子は今、1番面と2番目の間くらいかな?

子どもは親の言ったことではなく、やった通りにやる。

子育てとは、親が学び続けることなんだなあ。

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