安売りには安売りの心意気と意味が必要〔部下のメモ 23〕
部下の残した当時のメモを振り返っていると、この23の頃からは、しばらく「営業」や「マーケティング」について話していたようです。立ち上げた事業が導入期から成長期へシフトし、売上を作る段階に入ったのかもしれません。
俺たちは後発だ!
まずは「安さ」を訴求しよう!「閉店セール!」
「売り尽くし!」
「リニューアルオープン!」ただし安い理由を明確にする。
ただ安いというだけでは、
お客様は反応しない。
説得力がない。
むしろ怪しい!
後発として、なりふり構わず行く!
その基本戦略は「安売り」
当時、建築リフォーム事業をやり始めたとき、とにかく「価格保証」という形で、相見積もりに参加させて頂いたら、必ず他社より安い見積もりを出すしていました。
それでもその後、必ず利益率はあげる!
そんな覚悟でした。
昨今「安売りは悪」のような風潮もありますが、それは戦略のない、ただの安売り。
将来を見越し、シェアを獲得しに行くには「安売り」は最強かもしれません。
この後2年間で、うちのリフォーム事業部は、地域カバー率72%まで行きました。
1004世帯のエリアで、723軒のお宅から、何らかの仕事を頂くことができました。
部下のメモ について
※注)この「部下のメモ」は、1992年(20歳)〜1996年(24歳)頃に、従業員に向けて朝礼などで言っていたことを、当時の従業員がメモとして残していたものです。現在の時勢に合わないこともあると思います。ご了承ください。
Copyright © 2017 読+書+遊=学 All Rights Reserved.
この記事へのコメント