茶道を習い始めました。はじめての着物は何がいいですか?

市川弘美

はじめての着物選びは、経験がないうえに、値段は高価、小物やアイテムが多い、失敗がゆるされない、と緊張しますね。

着物を買うとなると、着物関連の雑誌などをごらんになったりして、研究されていることと思います。

茶道の習いはじめで、1枚目にあつらえるのは「無地」がおすすめです。

 

・背中に一つ紋を付けておけば、格式が出て礼装になります。

・お茶会のお手伝いに
もしも、先生が神社やお寺で大寄せのお茶会を主催される場合、点前や運びのお手伝いに、無地はふさわしい一枚です。

・稽古場の初釜などの茶会に
お稽古場でお初釜やお祝いの茶事のときも、無地の着物が出番です。

・ふだんの稽古に
稽古にもお着物を着られるお稽古場でしたら、ふだんでも着られます。

・結婚式、その他お祝いのパーティに
紋を付ければ礼装にもなる無地。
振り袖や訪問着のような柄物も目を惹いて華やかですが、無地の着物には、奥ゆかしい華やかさがありますよね。

 

無地は、稽古着から礼装までオールマイティに大活躍します!

 

生地に織られている地模様もさまざまで、光が当たると照らし出されてきれいですよ。


※葡萄のつる模様

 

ちなみに、「江戸小紋」というごく細かい染め模様の着物も、無地のたぐいに入ります。

全くの無地はおもしろくないなーと思われたら、ちらりちらりと雪や花びらを散りばめた生地も楽しいですね。


※白い綿のような雪模様

 

無地じゃないとダメなの?かというと、そういうわけではないんですが、おすすめの1枚です。

 

お稽古場の先生がお召しのお着物も、参考にされるといいですよ。

社中の先輩におたずねされて、稽古場の雰囲気に合わせて選ぶと、浮きません(*^_^*)

やっぱり「和」は大切ですからね。

 

1枚目なら、無地かそれに近いもの、またはお稽古場の雰囲気に合わせた着物がおすすめです♪

 

 

Copyright © 2018 侘び・寂びの視点|wabi-sabi.view All Rights Reserved.

コメント

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

こちらの記事もおすすめ

  1. 「第一印象で着物美人」になる着付けのポイントはここ!

  2. ドアと引き戸の違い

  3. 和菓子の魅力③春夏秋冬の喜び

  4. 着付けスピードアップのコツは、慣れ+決断力!?

  5. 和菓子の魅力①見た目に楽しめる、その優しい色あいと繊細な形

  6. グチャグチャになった頭と心をスッキリさせて整理する方法

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 空を飛べる鳥は自由なのか?(自由と権利は、責任と義務にセットで…

    2018.07.03

  2. ご利益ハンパないって!

    2018.06.26

  3. ​大人女子でも楽…

    2018.06.18

  4. 名城の「味付けスパゲッティ」を食べよう!

    2018.06.18

  5. ロンドンの常識なの?イギリスの?

    2018.06.18

  1. 名古屋城本丸御殿がいよいよ完成! さっそく行ってみたがね~!

    2018.06.09

  2. そんとくのかんじょう

    2018.06.09

  3. ボディケアの妊活③ ファンデーションも作ってしまおう

    2018.06.08

  4. 好きなことがある人生

    2018.06.06

  5. 心と体~漢方医学アロマでアロマを使う~

    2018.06.05

Viewトレンド