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マタイ受難曲・・・バッハ四大宗教曲の世界

装いも新たな投稿第三弾は、ロック、ジャズときたら、バロックです

いや、バロックというより、バッハですね

小生、クラシックには、大して興味を持っていないのですが、バロック、特に集中して大バッハを聴き続けています

バロック聴き続けといえば、NHK-FM「古楽の楽しみ」を、「あさのバロック」・「バロックの森」時代から四半世紀ほど聴き続けていますね

今回の聴き続けてという話のキッカケは三年前の夏

敬愛する大学の先輩とサシ呑みした際、授けられたご指南でした

クラシックやオペラに造詣の深い先輩に、これは良い機会と

真剣に向き合うには、先ずどの作品でしょうか

という愚問を投げかけると、真摯に向き合っていただけました

カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハの58年『マタイ受難曲』だね

数年に一度のペースだけれど、聴く時は静坐して聴いてしまうほどだよ

早速、翌日から調べてみると、CD三枚組、全78曲、計3時間半という超大作です

そういえば、以前にどこかで綴っていたような記憶が蘇り、ググってみるとその3年前に自身のブログで紹介していましたね
☆『人類の遺産との邂逅・・・マタイ受難曲』
https://p-sankoh.co.jp/seminar/109

なかなか熱く語っていますね・・・先輩の携帯メッセージもさらに熱いですね

「受難曲」というのは、イエスの受難と死(処刑と復活)をテーマにした作品です

キリスト教の素養を持ち合わせていない小生、その良さを理解できるのかと問われそうですが、そんな疑問を凌駕するほどの美しい音の連続は、未聴のままでは人生の損失と想えるほどの逸品です

そして、コレが沼の畏しいところ

以降、

『ヨハネ受難曲』1964年

『ミサ曲 ロ短調』1961年

『クリスマス・オラトリオ』1965年

バッハ「四大宗教曲」の虜になってしまいました

もちろん、全て、カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハによる演奏です

特に、『ミサ曲 ロ短調』冒頭「キリエ」の出だしの数小節がヤバいです

これも未聴の方には是非とも体験いただきたい芸術の世界です

バッハ、そしてカール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハの凄いところは、小生のような非キリスト教徒でも、包み込んでしまう圧倒的な作品を提供してくれること

異様なまでの突き抜けた世界観は、人類必聴と言わせていただきましょう

小生の稚拙な文章力では、その魅力が伝わるとは想えませんので、騙されたと想って先ずは、『マタイ受難曲』を手に採って向き合っていただきたい


バッハ:マタイ受難曲
バッハ:マタイ受難曲

その上で、『ミサ曲 ロ短調』「キリエ」にも手を出していただければ、その凄さがご理解いただけるかと

実はこの夏、サブスクをフル活用して「キリエ」の聴き比べに興じておりました

鈴木雅明(コレギウム・ジャパン)2007
トーマス・ヘンゲルブロック1996
ルドルフ・マウエルスベルガー1958
アンドリュー・パロット1984
フランス・ブリュッヘン1989、2009
トン・コープマン1994
フィリップ・ヘレベッヘ1989
ジキスワルト・クイケン2008
・・・・・・

完全に愚か者ですね

そして、結論は、カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハは別格というもの


J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 (SHM-CD)(2枚組)
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 (SHM-CD)(2枚組)

そんなリヒターに興味を持ったあなたには、コチラの書籍をオススメします

『カール・リヒター論』 野中裕著 春秋社


カール・リヒター論
カール・リヒター論

今回も一人でも多くの方が、共感していただけると、嬉しいです

それでは、またね!

 

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