謙虚でいるために
我れは当(まさ)に人の長所を視るべし。
人の短所を視ることなかれ。
短所を視れば、則ち我れは彼に勝り、
我れに於いて益無し。
長所を視れば、則ち彼は我れに勝り、
我れに於いて益有り。
【佐藤一斎 言志晩録70条より】
(訳)
人を視るときは長所を視るようにして
短所は視るべきではない。
短所を視ると、自分は相手より勝っていると思い
努力しなくなるから、自分の得にならない。
長所を視れば、相手が自分より勝っていると思い
それに近づくように努力するから、自分に有益である。
(藍二斎 の 感じたこと)
謙虚であることと、卑屈になることを
間違っている方々が多い気がする。
「自分はみんなより劣っている」
と、考えるのではなく
「みんなは自分より優れている」
と、考えるのが謙虚さだと思う。
『きっと目の前の方から学ぶべき何かがある。』
という「貪欲」な姿勢を目指したい。
「もっとよく、よりよく」という心を持ち続けたいと思います。
Copyright © 2017 読+書+遊=学 All Rights Reserved.
この記事へのコメント