サルタヒコのゆくえ・・・そうだったのかサルタヒコ・・・サルタヒコの総本宮とは
これは、衝撃的な1冊でした
著者の戸矢学さんの作品はこれまで20冊以上向き合ってきましたが、これほど揺さぶられたものは初めてです
そうだったのかサルタヒコ
実は、これまでサルタヒコについては、興味を抱きそれなりに読み込んできました
それに合わせて、フィールドワークというほどのモノではありませんが、
総本山と認識していた、鈴鹿の椿大神社
お伊勢参りで余裕のある時は、二見興玉神社
内宮参詣の後は、必ず立ち寄る猿田彦神社
松阪の小阿坂と大阿坂の二つの阿射加神社
何れも主祭神がサルタヒコということで、何度も足を運んでいました
そして、上記が全て伊勢の国ということで、サルタヒコは伊勢ゆかりの神様だと認識していました
その上で、総本宮は椿大神社だと思い込んでいました
それにしても、それにしても
そうだったのかサルタヒコ
天狗信仰から、聖天信仰、道祖神
縄文と弥生、山の民と海の民
熱田の草薙の剣は、もともとの草薙の剣ではない
様々な切り口から切り込み、サルタヒコはどこからきて、どこへ行ったのかを解き明かしてくれます
そして、総本宮はまさかの・・・
その結論は、是非とも本書を手に採って確かめてみてください
『サルタヒコのゆくえ』 戸矢学 著 河出書房新社
小生は近いところで、その結論を体感するため、久しぶりに総本宮へ参詣したいと想っています
それにしても、改めて気づかされたのは、日本神話と日本古代史は怨霊の歴史
サルタヒコはもちろんのこと、ニギハヤヒ、スサノヲ、オオクニヌシ、ヤマトタケル・・・
皇祖神アマテラスさえ祟り神でしたね
そうか
そうだったのかサルタヒコ
日本三大怨霊は、菅原道真、平将門、崇徳天皇と決まっていますが、そんなことを軽く凌駕してしまうほどの祟り神
やはり日本史は、神話をおさえた上で、徐福渡来からしっかり学び直さないといけない
そんな気づきも湧き上がってきました
そうそう、怨霊神を封じ込めるため、陰陽道の原理に基づいた「封霊四法」という神社の設計技法も学ぶことができましたので、今後のフィールドワーク時にも活かしていきたいものですね
やはり、フィールドワーク・ワークショップも再開するタイミングなのかもしれない
いやいや、楽しみは尽きませんね
それにしても、それにしても
そうだったのかサルタヒコ
日本人として、知っていなければいけないことが満載、そんなことも強く感じました
戸矢学さんの古代史を見究める旅は、これまで
ツクヨミ、諏訪の神、ニギハヤヒ、縄文の神、オオクニヌシ、アマテラス、ヒルコ、スサノヲ、ヤマトタケル・・・
と進んできました
そして、今回のサルタヒコで、本当の日本が見えてきたような気がします
そして、最後にもう一度
そうだったのかサルタヒコ
今回もお役に立てれば幸いです
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