お皿が割れないカンタンな方法~茶道流「物を大切にする心」はちょっとした習慣から~

市川弘美

お皿を割ってしまったときの、あのショック。
大切にしてきた物が壊れてしまうのは、本当に悲しいものですね。

今日は「お皿が割れないカンタンな方法」とちょっとした心がけを、具体的にお伝えします。

茶席では、お道具など物をとっても大切に扱います。
これは、お茶道具は高価だからという理由だけではなく、ただ「物を大切に思う気持ち」や「マナー」からもきています。


※友人宅で茶事の支度。

 

おうちでは実際にどうするかというと、

静かに置く。
音を立てないで置く。

この2つを覚えておくだけで、バッチリ物を大切にできます♪
音を立てないと、お皿が割れることはもちろん、欠けてしまうこともまずありませんよ。

・食器棚からお皿や茶碗を出すとき
・お皿や茶碗を洗うとき、拭いて重ねるとき
・花瓶や置き物を、ソコに置くとき。

(ドアを閉めるときも(^^ゞ)

そぉっと手に取り、置くときは音を立てないことを、意識してみてくださいね。
丁寧に扱っても、かかる時間はきっと1秒もちがわないハズ。

繰り返し意識して実践することで習慣になり、物を大切にすることが自然に身に付きます。

大切な大皿や、高価なティーセットはもちろん、ふだんのお茶碗も好きだから、壊れてほしくないですよね。

 

高級料亭と呼ばれるお店は、音を立てないで静かにお皿を置くと思います。
むしろ、コン!とお湯呑を置かれたら、お料理が美味しくても、お店全体の評価がイマイチになっちゃいます。
ミシュランもそういうところ、チェックするのかなぁ(笑)

 

本当に気に入った物、割れたらどうようと、買うのをあきらめたことってないですか?

「静かに置く・音を立てない」というちょっとした心がけで大事に大事にして、お気に入りの物をいつまでも使い続けてくださいね♪

 

 

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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