やらなくてもすむけど、やるとすごーく美味しくなる。
「やらなくてもすむけど、やるとすごーく良くなる(美味しくなる)」
もの、なーんだ?
なぞなぞでもクイズでもないんですが、茶道ではそういうことが沢山あります。
お茶碗を丁寧に温める。
器を使う前に、1つ1つ拭き清める。
後ろの人に「お先にちょうだいします」と挨拶をする。
畳のヘリを踏まないで、いつも同じ歩幅で歩く。
抹茶を2回に分けて、お茶碗に入れる。
これらは、「やらなくてもすむ」ことですよね。
でも、「やるとすごーく良くなり」ます。
きっと、茶道の所作はほとんど全て、やらなくてもすむものかもしれません。
でも、やる必要がないのに、これらを繰り返し繰り返し稽古するわけです。
お客さまに、一服のお茶を、美味しく召し上がっていくために。
きっと一生やり続け、「道」ってそういうことかな思うんです。
「やらなくてもすむけど、やるとすごーく良くなる」ことをする。
「丁寧に暮らす」こととも、似ているのかな。
日々の暮らしでも、「やらなくてもすむけど、やるとすごーく良くなる」ことを取り入れていけたら、気持ちが良いものですね。
何もかもはムリでも、1日1つくらい。
買ってきたお菓子を1人で食べる時にも、お気に入りのお皿にキレイに盛り付けるとか。
コーヒーの器は、丁寧に温めてからコーヒーをドリップすると、とっても美味しくなります。
そんなひと時を過ごしながら、心のゆとりも生まれてきそうでーす♪
Copyright © 2018 侘び・寂びの視点|wabi-sabi.view All Rights Reserved.
この記事へのコメント